タルト・タタン
やっと作りました、りんごのドルチェ。ごくごくシンプルに、りんごをオーブンでしっくり焼いて、タルト生地にのせるタルト・タタン。
りんごの焼き方にもいろいろあるようですが、何も加えずにオーブンで2時間じっくりと焼き、出てきたりんごの汁に砂糖とバターを加えて煮詰め、それを焼いたりんごの上にかけて再びオーブンに戻してキャラメライズするという、「ベルグの4月」の山元次夫シェフのレシピを参考にしてみました。味はかなりあっさりしています。
レシピではタルトにパイ生地を使ってましたが、おなじみで作りやすいパート・ブリセで代用してしまいました。タルトなしでも十分美味しい。いや、ひょっとすると生地なしの方がよかったりして・・・。
『ベルグの4月』
東急田園都市沿線のたまプラーザにあるお菓子屋さん。(横浜市青葉区美しが丘2-19-5)その昔ここでお菓子を買ったことがあるのですが、ご近所の方で最近行かれた方がいらっしゃいますか?
タルト・タタンは...
19世紀後半、パリ南方のソローニュ地方ラモット・ブーヴロンという町で小さなホテル経営をしていた、タタンという名の姉妹にまつわるお菓子。ある時、タルト生地を入れ忘れてりんごのタルトを焼いてしまったので、仕方なく焼きあがったりんごをタルト生地の上にかぶせてみたら、意外にも美味しかったというわけ。それ以来、タタン姉妹のタルトということで、タルト・タタンと呼ばれるようになったのだそう。
ラモット・ブーヴロン(Lamotte-Beuvron)には、タタン姉妹が経営していた
HOTEL TATINが今でも健在し、HPではホテルの様子やタルトの歴史などが見ることができます。(が、フランス語なのであまりよくわかりません。フランス語のお得意な方は、どうぞ。)
食べ物にまつわる話をたどりながら旅行というのも、これまた楽しいだろうな・・・。