フォカッチャ大好きです。
これまで何度か焼いてきましたが、今回は納得のいくものが出来上がり大変満足。
料理って自分だけの’究極のこだわり’ですね。何度も失敗し、イマイチな出来で納得がいかずに悔しい思いをしながら、それを次なるバネとしてまた新たにチャレンジ。これの繰り返しです(笑)。そしてまた同じものが出来るという保証がないのが、痛いところです・・・。
指でアットランダムに作る穴にオリーブオイルが染み込み、
焼きあがった後はそのまわりがしっとり。
フォカッチャもピザやパスタと同じく、各地で異なります。生地も焼き方もそして味も。やはり有名なだけあって、リーグリア地方の物がダントツ美味しいと思います。それもそのはず、3キロの粉に対して少なくともエキストラバージンオリーブオイル1本(1L)は使われています。このふんだんなオリーブオイルがフォカッチャの秘訣です。リーグリアはオリーブの産地でもあって、オリーブオイルも香り高くて美味しいものが多いです。
もちろん、美味しいオリーブオイルを産みだすプーリア地方のフォカッチャも忘れてはなりません。シンプルに塩だけ、オリーブだけ、ジャガイモとローズマリーをのせたもの、刻んだ玉ねぎをのせたもの。どれも美味し~い!でもオリーブオイルたっぷりだから、食べ過ぎには用心しなくちゃ・・・。
(作り方)
強力粉 500g
イースト(生) 20g
塩 テーブルスプーン1
ぬるま湯 300ml
エキストラバージンオリーブオイル 150ml
塩水(100mlの水に対し30gの塩)
プチトマト 3~6個(お好みで)
オリガノ 適量
1.イーストは指で潰しながらぬるま湯の中で溶かす。
2.ボールに粉、塩、オリーブオイルの半量、1を加えて混ぜる。
3.全体にひとまとまりになったら、粉打ちをした台の上でしっかりと10分こねる。
4.ボールに生地を戻し、ラップをして温かいところで1時間放置。
(私は予め30℃に温めておいたオーブンの中に入れて醗酵させます。ボールをオーブンに入れてからはオーブンを消す。)
5.ボールから生地を取り出し、ガス抜き。ガス抜き後は、特にこねる必要はなし。
6.使うトレイの大きさに生地を伸ばす。(厚さは2cm程度を目安に)
7.オイルを塗ったトレイに生地を入れ、ハケで塩水を全表面にぬる。(軽く塗るだけ。塩水全部は使いません)続けて残っている半量のオリーブオイルを全体にかける。
8.トマト、オリガノをのせる。
9.1時間放置。(常温でOK)
10.適当に指を差して穴を作り、220度のオーブンで30分~35分焼く。
(醗酵前に穴を開けても、醗酵中に膨らんで穴がなくなってしまうので、醗酵後に穴開けをするのがいいと思います。)
私はまだ試していないのですが、友人の作るフォカッチャがこれまた絶品。
彼は、たっぷりのオリーブオイルをかけて1晩放置し、翌朝焼くそうです。