イタリア料理は素材の味を楽しむものが多いですが、そういった素材の味をより一層引き立ててくれるのが調味料だと思います。「せっかくこだわって選んだ素材ならば、はやり調味料にもこだわるべきだ」と、料理学校のシェフに教わりました。
それも味の違いが一番わかりにくい塩!
オリーブオイルやバルサミコならまだしも、塩の違いを味わい分けることが出来る程、私の舌は肥えていません。料理教室では食べる直前に粗塩を挽いたものとそうでないのものとの味の違いを食べ比べましたが、確かに直前に挽いた方が美味しく感じました。確かに、最近日本の料理本や雑誌でも’天然の塩’にこだわっている料理家さんをたくさん見かけます。
イタリアは海に囲まれた国なので、いくつか有名な塩田があるんですよ。
トスカーナ、プーリア、シチリア・・・などなど。丁度一昨年の夏に旅行したシチリアのトラーパニにも塩田がありました。(このトラーパニの塩はとても有名です!)塩田を見学し、隣接した塩の博物館では、昔はどうやって塩が作られていたのかをこと細かに説明してくれる館員さんがいて、とても勉強になりました。で、塩田に転がっていた原塩の塊(↑)をこっそり頂戴しちゃいました!(爆)トラーパニの塩田のみなさん、ごめんなさ~い!!!
そのトラーパニの塩が、ここミラノのBIOショップでも手に入るので夏ぐらいから買って使ってます。舐めても鋭い塩気はなく、マイルドな口あたりのように思います。最初はGROSSO(粗塩)を買って使いはじめ、胡椒挽きに入れてサラダやカルパッチョなどの時に食べる直前に挽いて使い始めました。今もです。やっぱりもったいないですので調理用には普通のお塩を使ってます。そして、最近買ってみたのがFINO(細粒塩)。パン作り用に使っています。
そんなBIOの塩にこだわって、ごま塩を作ってみました。
イタリアでは、ごまもBIOショップでないとなかなか手に入りにくい物なのですが、ごまを物色中に「GOMASIO」というものを見かけたのです。最初商品名を見ただけでは何のことだかわかりませんでした。(笑)だって、まさかこちらでごま塩が食されるとは思ってもいませんでしたから・・・。袋の説明によるとスープにかけたり、サラダにかけたりして食べるようです。で、これがまたなんとお高いのです!ごまと塩を単品で2個ずつ買えるくらいのお値段がついてました!なのでもちろん自分で。
ご飯やお粥にかけたり、サラダにかけたり、なかなか美味しいです。